本年最後となる第4回市議会定例会議の一般質問が行われ、先日通告した通りに一般質問を行いました。
一部、第29回いちょう祭りについては、同会派の議員が質問したこともあり、内容を変更致しました。
一般質問の動画につきましては、ホームページにてご覧頂けます。
質問の詳細は下記の通りになります。
1、甲州街道−いちょう並木について−
甲州街道のいちょう並木は、武蔵陵に合わせて植樹され、既に80年以上が経過しております。
そのいちょう並木の下で行われるいちょう祭りも、本年では第29回を向かえ、来場者数は本年も昨年と同様に32万以上の方が足を運ばれ、週末の一時を楽しんでおられました。
しかし、このいちょう並木も、八王子八十八景の一つに選定されたり、市の天然記念物に選定されたりなど貴重な財産として守られておりますが、沿道住民の方にとっては、銀杏の臭いに悩まされたり、枝葉や根っこにより家屋に被害を与えるなど、様々な問題を山積しているのも事実です。
それらを改善出来る様、国の機関である相武国道事務所の対応を把握すると共に、今後の取り組みについて質問を行いました。
(1)につきましては、同会派の議員と質疑が重なった為、省略致しました。
(2)いちょう並木の現状と課題
いちょう並木は、その景観と相反して、銀杏や枝葉の問題など、地元では悩まされることが多くある。
それらの問題について、八王子市はしっかりと把握しているのか?
また、国の機関である相武国道事務所はいちょう並木の維持管理をどのように行っているのか明らかにして欲しい。
→八王子市として、直接の苦情を受けてはいないが、地域の方と接する中で銀杏や落ち葉の処理において迷惑をかけていることは承知している。
また、相武国道事務所へは、本年では昨年を越える30件の要望が届けられ、それぞれ対応を 行っている。
さらに、維持管理としては、10月から12月末にかけて週2回以上の清掃活動を行っているとのことです。
(3)いちょう並木の今後の維持管理について
相武国道事務所では、個々に要望に対応して頂いていることに感謝するが、それでは全体の解決になっていないのは事実である。冬場にいちょう並木の剪定を行ったり、11月には清掃活動をより細かく行ったりなど、地元と協働した活動を市からも働きかけることは出来ないか?
また、市長は日頃からいちょう並木を慈しんでいらっしゃるが、今後のいちょう並木の維持管理について感想を聞きたい。
→八王子市としても、地元の方の迷惑は承知しているので、ご迷惑が出来るだけ少なくなるように 市として相武国道事務所へも働きかけをしていく。
(市長)沿道住民の方が日頃より清掃活動に勤しんで頂いていることに市長としても、大変感謝をしている。
今後も、市と協働してこのいちょう並木を守ることが出来るように活動して行きたい。
2.都営長房団地の跡地について
都営長房団地の第二団地跡地が更地となってから既に1年以上が経過している中、更地の利用について、地元や東京都との協議がどのようになっているのか明らかにすると共に、早期の対応をして頂くよう要望を合わせて質問を致しました。
(1)跡地の整備計画について
(2)東京都との交渉・協議内容について
(1)と(2)を合わせて質問を行いました。
第二団地の跡地について、その整備計画及び地元や東京都との協議の状況はどのようになっているのか?
第二団地が更地になっていることにより、地元の長房商榮会を訪れるお客さんも減少しているのが現状である。地元に活気を取り戻す為にも、早急に協議をまとめ、整備計画を進めて頂くことを強く要望する。
→東京都は、都営長房団地連絡協議会を通じて、立替場所についての意向調査を行っている。
北団地は第二団地の跡地への立替を希望しており、南団地については平成21年1月末までに回答を出すことで、地元との協議が進んでいる状況である。
今後、東京都として地元の意向を尊重し、平成21年度から市と都市計画手続きについて本格的 な協議を行って行きたいとの連絡を頂いている所である。
(3)周辺道路の整備について−長房団地入口から長房団地まで−
長房団地の団地内道路は派出所まで整備されたが、派出所からつつじヶ丘トンネルまでの整備計画はどのようになっているのか?
また、つつじヶ丘トンネルから甲州街道までの市道について、新旧の信号機の入れ替えは既に要望しているが、さらに歩行者と自転車がより安全に通行できるような取り組みをすることが出来ないのか?
→派出所から長房学童保育所までについては、第二期として年度内に整備が終了するよう、現在整備工事を進めているところである。
また、学童保育所からつつじヶ丘トンネル入り口までは、第三期として平成21年度に着工し、平成21年度内に整備が終了する予定となっている。
市道については、新旧の信号機の入れ替えは順次進めていると共に、歩行者と自転車の通行に関しては、車道へ自転車の走行帯を設置するなど、具体的な方策を検討し、対応して行く。
3.小児救急の充実を目指して
第2回、第3回市議会定例会議に引き続き、小児救急の充実を目指す為に質問を行いました。
今回は小児科医の現状を報告すると共に、家庭における初期症状の診断を支援する取り組みについて様々なツールを紹介すると共に、マニュアルの作成などの提案を行いました。
(1)小児科医の現状について
全国的な新聞報道やテレビでも取り上げられているが、小児科医の勤務状況は大変厳しい状況におかれている。20代、30代では、週平均60時間以上となり、月に休みが1日以下の割合も30%と大変高い数値を示している。
医師の負担を軽減するには、患者側が現状を把握し、病院、行政、患者が協力して取り組みを進めることが重要である。
そこで、このような現状について、市民に情報提供する試みとして、市民公開講座やいちょう塾などの活用をすることが出来ないか?
→行政としても、医療現場が大変厳しい状況におかれていることは承知している。
現場の状況を知って頂く為の講演会やいちょう塾での取り組みについては、医師会などの関係者の意見を聞きながら、対応出来るか検討して行く。
(2)中核病院の機能を最大限生かすには
中核病院の機能を最大限に発揮するには、1次救急の患者のトリアージ(重症度による選別)をする必要がある。
その為の一つの支援策として、家庭における救急マニュアルの作成が必要だと考えるが、八王子市においてマニュアルの配布などは行っているのか?
また、それらの活用状況についてどのように把握をしているのか?
→妊娠届けを出された際に配布する「親と子の保健バック」の中に、救急マニュアルである「わが家の安心ガイドブック」を入れている。また、子ども家庭部が作成している「子育てハンドブック」にも一部取り上げている。
しかし、それらの活用状況についての調査は、市としては行ったことはない。
(3)発症時における自宅での救急対応マニュアルについて
現在、日本小児科学会や東京都がインターネット上にて救急サイトを取り上げているが(下記の【参考】を参照)、それらを市のホームページとリンクをすることが出来ないか?
また、八王子の医療体制に即した救急マニュアルの作成が必要であると思うが、そのような取り組みを進めることは出来ないか?
→提案されたホームページへのリンクについて、医師会などの医療機関との連携を深めてリンクをするなどの活用をしていく。
また、マニュアルの作成についても、同様に行い、市民の健康な生活を支援できるように進めて行く。
また、議事録が作成され次第、ホームページへ掲載致したいと思います。
【参考】
日本小児科学会
東京都
⇒ 佐野雅巳 (04/27)
⇒ .motchiy (01/03)
⇒ 崇 (08/25)
⇒ マザー (04/27)
⇒ レオ (01/23)
⇒ 松葉浩充 (01/21)
⇒ マザー (10/27)
⇒ マザー (10/10)
⇒ 崇 (08/15)
⇒ 通りすがり (02/03)